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第三章シーン4 パニックチーク(仮)
Vol.1
むにゅっとケチャップとマスタードをかける。僕はこのコンビにのフランクが大好物なのだ。
特にケチャップとマスタ−ドはたっぷりがよい。
店員のおねえさんに「ケチャップとマスタードもう一個クダサイ!」っていって嫌なかおをされても平気だ。
ガブッと一口かぶりついて、そのジューシーな肉汁を味わう。ううむぅ、生きててよかったあ〜。
われながら単純なやつだ。コンビニの駐車場の縁石に腰掛けながら店内を覗くと・・・。
なんだよ、まだ忍先輩本読んでら・・・。
何読んでんだ?・・何かファッション雑誌みたいだぞぉ〜かぁ〜にあわねえ〜。いっつもツナギじゃんね(苦笑)。
ん、こっち見たぞ・・んう、やべ、笑ってるよ。”ニカッ”じゃなくて”ニヤリ”だこの笑いはあぶねえ。
会計を済ませた忍先輩は、一直線にこっちに向かってくる
”ニヤリ”笑いを貼り付けたまま・・・。
「よお、少年待たせたな、んでなに笑ってたんだ?明確に判り易く説明してみ?」
のぞいている八重歯がまるで獣の牙のように見える。
い、いえぬ、わが口からはとてもオソロシクテ言えぬ。
「あ、せ、先輩フランク食いませんか?。超うまいっすよ、このケチャップとマスタードの織り成すハーモニーが絶品なんです!」
必死の場面展開を計るぅ!
ちらりと俺を見、ふうとため息を付く。
「おっまえ、ほんとにそれすきだなあ。そんなんばっか食ってっと太るぞ」諦めたように言ったあと、
「おい、少年、ほっぺたにケチャップ付いてるぞ」
言うや否や、先輩が俺に近付き、ケチャップを舐めとった・・・
「ん、とれだぞ、ホントこっどもみたいだなあ」
”ニカッ”と笑いかけてる先輩の舌が俺の頬を・・・
「んあっ!な、何すんですかあ!言ってくれれば自分でとりますって」
なんだってんだよ〜ほんと、先輩っていきなりだもんなあ〜。
「ん、たしか旨いわ、このフランク」がぶりと俺の手にもっていたフランクに食いついていた。
「って先輩!俺んの食わんでもありますって〜」あたふたともう一本出そうとする俺。
「ん、おまえのだから食いたいのさ。なあ少年」
”ニカッ”と笑いながらとんでもないことを言い出したぞ、この姉さんはあ!
ドンドンと心臓がなってるのが分かる。もう如何していいのやら、この人といるといっつもこうだよ。
キョドッってる自分を尻目に、ピースを咥え、マッチで火をつけ一服している先輩。
「おい、少年、この後まだいいか?暇なら付き合ってくれないか?」
「え!つ、つきあうって、じ、自分でよかとですか?!」
何故だ九州弁で答えてる俺。テンパッテいるなあ
「んあ?、なんだか変だぞ少年。まあ、その返事だといいってことだな。よし乗りな。」
MR2の助手席にいそいそと乗り込んでシ−トベルトを締める。さてどこ行くんだか。
「先輩ドコいくんすか?」なにげなしに聞いた俺をみて先輩は。
「ぬふふ〜いいとこだよ」って”ニヤリ”と笑った。
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